2023年11月11日更新第99回関東大学リーグ 1部順位表

順位チーム
1白鷗大学154
2専修大学136
3日本大学136
4日本体育大学136
5東海大学127
6大東文化大学127
7筑波大学910
8中央大学118
9山梨学院大学811
10明治大学712
11神奈川大学712
12拓殖大学613
13早稲田大学514
14江戸川大学217
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硬式野球

 「なんとしても連覇を」。そう意気込み臨んだ東都大学野球秋季1部リーグ戦。昨年度の豪華メンバーをもってしても成し遂げることのできなかった偉業に挑むも叶わず。昇格後ワーストの5位と悔しい結果に終わったシーズンを振り返り、選手たちは何を語るのか。15日間連続スポーツ東洋独占インタビューでお届けする。

 第7日目は小柄な体格を生かした俊敏な守備で観客を魅了し、時には力強い打撃を披露しスタンドの度肝を抜いてきた小林直輝内野手(法3=八戸学院光星)。初の規定打席に乗り来季の更なる飛躍に期待がかかる男は何を語るのか。(取材日・11月2日、聞き手=須之内海)


--まず、今期を振り返っていかがですか

個人的にはとりあえず春よりは打率を残せて…。春よりは良くて一安心ですね。春は規定打席に立ってなくて2割切るくらいで、秋はそれよりは残ったんですけどまだまだですね。理想としては3割は打ちたい。


--これまでの3年間で一番出場した1年間でした

そうですね。そもそも規定打席に乗ったのが初めてなので。1季、1年とやっていて疲れとかはそんなに感じなかった。秋に関して言えば出ているのに打てないと言う状態に悔いが残る。


--今季になって出場機会が増えた要因はなんだと思いますか

ムラがなくなったことですかね。春は打つ試合はたくさん打って、打てない日は打てないみたいな。マルチとかの試合はあるけどノーヒットもあるみたいな感じだったんです。それが秋はマルチの回数は減ったけど、ムラなく1本は出るみたいな状態が続いたのが要因ですかね。でも、その1本が日に2本になってこないと打率は上がらないですね。


--シーズン中には第一打席しか打てないと言う話もしてました

前半は第一打席に打ってることが多かったんですよ。実際。でも、シーズン終わりの方になったら最終打席とか試合後半に打つようになって(笑)分かんないっすね。


--その中でベストゲームを選ぶとしたら

ホームラン打った試合かなぁ。でも、印象的な試合は正直ないっすよ(笑)1本ずつしか打ってないんで。応援のコールが小学生から始まって、ホームラン打つごとに中学高校ってなってるんですよね…。今は高校生なんですけど、仮に5本とか打ったらどうなるんですかね。引退とかかな(笑)


--あの試合での一発は狙ってましたか

いや、全然です。追い込まれてたんでとにかく振ろうと思ってて。良いとこに来た球にしっかり反応できて、結果的に入ったって感じですね。


--今季は攻守で目立つ試合が多かったですが、改めて自身のアピールポイントは

自分的には守備ですかね。高校時代もショートやってましたし。あ、でも監督さんからは特に守備のコメントをもらったことないですね。良くも悪くも(笑)


--打撃ではアドバイスをもらうこともありますか

ありますよ。「もっと相手が嫌がる打者になれ」ってよく言われます。粘れたり小技をしっかり決めたりできる打者にってことですね。


--そこを踏まえて来季からの争いは

またフラットからじゃないですか。横一線みたいな。諏訪(総3=浦和学院)もセカンドに来たらあいつとも争わなきゃいけないし。レギュラーとかは内野に関してはないんじゃないですかね。


--やはりライバルは諏訪選手ですか

ですね。最大にして最強みたいな(笑)あとは牧(営1=帝京第三)とかですかね。諏訪に関してはサードやるとか言い始めたんで、どうなるかは分からないですけどね。「一層のこと全部やれ!」って言っときました。


--主に3選手と組む機会がありましたが、二遊間を一番組みやすいのは

木村(総2=霞ヶ浦)ですね。小川(法3=霞ヶ浦)はマイペースなんで…。声かけてるのにたまに聞いてないっすもん(笑)まぁ、実際の試合になったら2人とも守備上手いですし、やってて楽しいですよ。それでも木村って言ったのはフィーリングが合うみたいな(笑)


--内野手陣では三塁手も津田選手(総4=浦和学院)が卒業し空きますね

そうです。そこは自分もサードはできますし、木村も齋藤(法3=東洋大牛久)もいるんで誰かしら入る形になりますよね。サードも一つポジション争い、レギュラー争いというのはあると思います。


--新しい幹部陣の顔ぶれについては

まぁ、妥当というかやるだろうって人がやったって感じですね。主将、副将の4人は納得の人選ですよ。今回は例年と違って、3年生で話し合いをして決めたんで。村上(総3=智弁学園)山崎(営3=愛工大名電)のどっちかが主将ってなって山崎が選ばれましたね。


--短い期間ではありますが新しいチームはどうですか

授業があるんであんまり全体練習には出れてないんですよね。だからチームの雰囲気とかは分からなくって。でも、副将の山本(法3=作新学院)が下にちゃんと言うタイプで諏訪が輪を作るタイプなんでバランスは良いと思いますよ。


--最後に来季、来年の課題や目標をお願いします

守備は平気なんで、最初にも言ったように来年はしっかり規定打席に立ったら3割を打てるようにしたいです。


◇プロフィール◇

小林直輝(こばやし・なおき)

身長・体重/166cm・71kg

好きな食べ物/唐揚げとラーメン(鶴ヶ島のひじりがお気に入り)

嫌いな食べ物/ない(好き嫌いありそうとよく言われるけどない)

オフにやりたいこと/スノボ。冬が近づくたびに思う

よく行くゲレンデ/神立高原

コンプレックス/特にない

無人島に何か持ってくなら/ケータイ(即答)、電波が通じないから火を起こせるもの

好きな野球チーム/埼玉西武(小さい頃に観に行っていたから)

好きだった教科/良い思い出が一つもないけど強いて言うなら理科

嫌いだった教科/たくさんあるけど国語

自分をパワプロ風に評価するなら/弾道2、ミートB、パワーD、走力C、肩力C、守備A89 

自分の登場曲をかけるなら/BIGBANG

彼氏にするなら/諏訪。料理もできるし一途なイメージがあるから

もし野球をやっていなかったら/考えられない

座右の銘/自分の生きる人生を愛せ



~連続インタビュー一覧~

第1日目:杉本泰彦監督〜「主役は選手たち」日本一の野球部に〜


第2日目:小峰聡志外野手「やり残したことはない」〜副将が振り返る大学野球〜


第3日目:7季連続無失策だった男。最高の守備職人が語る未来 津田翔希内野手


第4日目:木村翔大内野手〜「存在感がある選手に」高みを目指し戦う〜


第5日目:松本渉外野手〜「もっと結果が出せる」スーパールーキーが振り返る1年目〜


第6日目:次のステージへ。未来を見据え、積み上げた努力 山下雅善投手


11月23日河北将太投手


11月24日小川翔平内野手


11月25日村上頌樹投手


11月26日納大地外野手


11月27日松澤海渡投手


11月28日諏訪賢吉内野手


11月29日山崎基輝新主将


11月30日佐藤都志也捕手