2024年11月4日更新第99回関東大学リーグ 1部順位表
順位 | チーム | 勝 | 負 |
---|---|---|---|
1 | 日本体育大学 | 19 | 3 |
2 | 白鷗大学 | 18 | 4 |
3 | 東海大学 | 17 | 5 |
4 | 日本大学 | 16 | 6 |
5 | 大東文化大学 | 10 | 6 |
6 | 専修大学 | 12 | 10 |
7 | 神奈川大学 | 11 | 11 |
8 | 筑波大学 | 7 | 15 |
9 | 中央大学 | 6 | 16 |
10 | 明治大学 | 6 | 16 |
11 | 拓殖大学 | 5 | 17 |
12 | 山梨学院大学 | 1 | 21 |
28
Jun
08:40 am
柔道
2019年度全日本学生柔道優勝大会
6月22日(土)~23日(日) 日本武道館
1回戦
東洋大6―0徳山大
2回戦
東洋大1―4筑波大
内股で華麗に一本を取った友田
二回戦で敗れるも次戦に期待できる結果となった
※掲載が遅れ、誠に申し訳ありません
梅雨空に小雨が降る中、全日本学生柔道選手権大会が6月22日、23日に日本武道館で行われた。東洋大は初戦、中国地方の徳山大に完勝し、2日目の強豪筑波大戦に挑んだが反則負けなどを含み惜敗となった。
一回戦は中国四国地区の徳山大と対戦。西山監督は「勝って当たり前」とこの一戦を振り返った。先鋒の雨森が(営4=足立学園)合わせ技にて勝利して流れを持ち込み先鋒の役割を果たすと、主将の友田(営4=大成)は引き分けに持ち込んだ。監督は怪我からの復帰が間もなかったので勝負勘を取り戻してほしかった」と主将に次戦への期待を述べた。その後五将の寺田(営3=長崎南山)と中堅の井口(営3=京都学園)が1分程度で合わせ技を決め再び東洋大のペースに持ち込んだ。三将の那根(営4=沖縄尚学)は隅返で技あり、副将の橋口(営4=佐賀工)は相手の反則負けで勝利となった。大将の星田(営2=鎮西)は53秒で合わせ技を決め完勝。昨年、一回戦で天理大に負け武道館を去ったがその悔しさを晴らす見事な一戦となった。
二回戦は2日目に行われた。関東地区の強豪でシード校の筑波大との試合、昨日のメンバーとは少し変更して臨んだ。先鋒の寺田が開始15秒で支釣込足にて一本を取られたものの、続く次鋒の雨森が引き分けに持ち込む善戦を見せた。昨日引き分けで少し悔しさが残る主将の友田は「自分が仕事をしっかりできれば」と強い思いを持って挑み、開始早々内股にて華麗な一本を奪取。チームを盛り上げる主将の役割を完璧に果たした。続く皆川(営1=千葉経大附)は石川(筑波大)に過去勝利もあったが引き分けで試合を終える。「飛田(営2=水戸啓明)は前半良かったが2年生ということで経験が浅く試合運びが不十分だった」と監督が悔しさをにじませて語った。頭から技を決めに行ってしまい審判団の協議の結果、反則負けと判定。大将の星田は粘りを見せるも合わせ技で一本を取られ、東洋大は2回戦で敗退となった。
次の大会からは下級生のジュニア大会や体重別の大会で個人戦も多くなる。「個々のモチベーションを上げていくことになるが、キャプテンとして自分が引っ張っていくことが大事」と頼もしい友田主将を中心に次戦へ向けても期待十分といったチームに注目だ。
■コメント
・西山監督
(今大会を振り返って)ここのところ組み合わせが非常に厳しいものが多い。一回戦の勝利は当然だったかなと。二回戦は昨年の準優勝校ということでどうにかして上位に進出果たしたかったが敵わなかった。今回は先鋒で取られてしまって流れ的に厳しかったが、主将の友田が見事な内股で一本を取って流れがこっちに来た気がしましたが、皆川が過去に勝っていた相手だったが強くて引き分けになってしまった。飛田も前半良かったが2年生ということで経験が浅くてなかなか試合運びも不十分なところがあったが攻めて頑張っていたが反則負けになった。ここも引き分けだったら結果はわからなかった。結果的には4戦負けたが内容的には勝てそうな場面も何人かありましたのでいい試合ができたかなと思います。主将の友田は性格的にもしっかりしているし、練習見てもしっかりやってきている。選手としてもずっと活躍してきている。入った当時から力がある選手。(今回の大会を踏まえて次回へは)この試合である程度今までの稽古の結果がわかると思うので自信につながったと思う。
・友田(営4=大成)
(今日の試合を振り返って)去年は天理大に初戦で負けてしまって悔しい思いをしていて、今日も当たりはよくなく結局負けてしまったんですけど、しっかり練習をしてきたのでみんなが個人的に力をついてきている。結果的に負けた人は4人いたんですけどみんな惜しい場面が沢山あって、去年に比べて毎年みんなが強くなっている実感がありました。
(今日に向けて、今までどのような練習をしてきたか)怪我人が多く12人中誰が出られるかわからなくて、半分くらい怪我人がいたのでチームの団結力も欠けていた部分もあったんですけど、今大会に向けて皆の怪我も改善できて皆で試合に臨むことが出来たので、そこはチームがまた1つ上にスキルアップ出来たかなと。そこで凄く調整練習から皆で高い意識持ってやってきたので良かったと思う。
(昨日は1本でとるのが多かったが、どのような試合の想定だったのか)相手がどうこうより、自分がしっかり自分の柔道をして、一人一人が仕事をするようにしてた。今日も相手がというより、いつもと変わらない意識だった。
(主将として今日の試合は)幼稚園から17年柔道をやってきた中で無差別の団体戦は最後ということで、後悔だけは本当になく、チーム一丸となって自分が最後仕事ができればなと。それで勝てれば良かったんですけど、目標をしっかり持って次に繋がるいい試合ができたので良かった。しっかり次に繋げたいです。
(最後に今後の試合に向けて)次は1・2年生がジュニアがあり個人が始まるんですけど、個人だと団体戦と別々なのでしっかり個々のモチベーションをあげていかなければいけない。そのモチベーションは自分がキャプテンとして引っ張っていくのが大事だと思うので、そこで1人でも多くが結果を出せるようにしっかり雰囲気作りから頑張りたい。
TEXT=齋藤胤人 PHOTO=齋藤胤人、水越里奈