2024年11月4日更新第99回関東大学リーグ 1部順位表

順位チーム
1日本体育大学193
2白鷗大学184
3東海大学175
4日本大学166
5大東文化大学106
6専修大学1210
7神奈川大学1111
8筑波大学715
9中央大学616
10明治大学616
11拓殖大学517
12山梨学院大学121
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アメフト

2019年度関東学生アメフト春季オープン戦

6月30日(日) 立大富士見総合グラウンド

●東洋大8-11立大



第1Q第2Q第3Q第4Q
東洋大
立大11



リターンタッチダウンを決めたSF天野


SF天野㊨は笑顔でSF足立とハイタッチ


インターセプトを決め、雄叫びをあげるディフェンス陣



ここまで全勝の春季オープン戦。最終戦の相手は1部リーグTOP8に属する格上・立大。第3Qまで5点をリードしたが、第4Qで逆転され8-11で敗戦。最終戦を勝利で終えることはできなかった。


   先制したのは立大だった。第1Q後半にフィールドゴールを決められ3点を奪われる。しかしその直後、SF天野(ラ3=県立柏)がキックオフされたボールをキャッチし約70ヤードのランを決め、リターンタッチダウン(以下、TD)で6点を獲得。逆転に成功し、さらに相手のセーフティにより第2Qでも2点を追加。5点差をつけて前半を折り返す。


   第3Qは無失点に抑えたが、インターセプトを決められるなど流れをもってくることができない。このリードを守り切りたい第4Q。ラグビー経験者のCB藤生(営1=獨協埼玉)がボールキャリアーをタックルで止め、ルーキーも活躍も見せる。しかし、試合終了まで5分を切ったところでTDを奪われる。その後トライ・フォー・ポイントで2点を献上し第4Qで8失点。3点差をつけられ、そのまま試合終了となった。


   「みんなでやりきろう」(木村主将)という気持ちで1部校との試合に臨んだ。しかし、オフェンス陣で点をとることができず、今試合の得点はリターンタッチダウンと相手のミスから生まれた。「全員が一つのプレーを実行しないと、こういう強いチームに対して通用しない」と荒井学生オフェンスコーチ(ラ4=駒場学園)は振り返る。DT,LT木村主将(ラ4=千葉北)は「秋は絶対全勝して入れ替え戦にいって、入れ替え戦で勝って1部に昇格する」と固い決意を口にした。1部昇格を果たすため、この試合で得た課題を見つめることが部の歴史に新しいページを刻むための一歩になるだろう。



◼️コメント

・荒井学生オフェンスコーチ(ラ4=駒場学園)

自分たちのやりたいことができなかったことと、自分たちで自滅するようなことをしてしまった。(オフェンスとしての得点が)0になってしまったので…ちょっと放心状態で言葉がうまく出てこないですね。(3点差だが)オフェンスとしては点が0なんですよね。6点も2点もディフェンスがとったものだったので。反省すべき点はとてもたくさん出てきたので、そういう考えとしては良い試合だった。課題を出すことができた試合だったと思う。(強化する点は)全員が一つのプレーを実行しないと、こういう強いチームに対して通用しないっていうことをもう一度認識させたい。(秋の目標は)勝負どころで勝てるチームが自分は強いと思っている。何点とるとか何回勝つとかではなくて、勝負どころで勝てるチームというのが自分の目指すオフェンス。今オフェンスが一番大事にしているのが、全員が全員で一つのプレーをするっていうのを目指している。ミーティングとかも去年まではばらばらだったが、今年からは全員で一緒にやるようにした。それを続けていき、夏はまた新プランを落とすと思うのでそれをまたオフェンス全員でやっていきたい。


・幸田RBコーチ,スペシャルチームコーチ

外部コーチで社会人コーチとしてやらせてもらっている。東洋大の卒業生ではなくて、僕はアメリカで5年間アメフトをやっていまして、日本に帰る前にもともと知り合いだった快(三谷)さんに「アメフト知ってるからちょっとコーチをやってくれないか、1部にいくためにお前の力が必要だ」って言ってくれてここにいる。(試合を振り返って)今日はオフェンスで点がとれなかったのでRBコーチとしては…。でもスペシャルチームで1本とれたのが救いだったかなと思う。デザインして練習していたプレーで23番の天野がしっかりリターンをとれて良かったかなと思う。(課題は)やっぱり連携であったり個々の信頼というものがまだ足りていないのかなというところ。あと2ヵ月という短い時間の中で足りていなかったものを認めて、次からできるようにするには、ということで練習を積み重ねていきたい。今年の目標はあくまで1部にいくこと。そこにいけるかいけないかのイエスかノーかだと思っているので、いけるように努力したいと思う。


・DT,LT木村主将(ラ4=千葉北)

今日の試合は格上相手ということと春の最後の試合ということで、みんなでやりきろうという気持ちで向かったが、振り返ってみるとまだまだ詰めが甘いところが多い試合だった。ディフェンスがとりかえしてくれたところで、オフェンスがミスしてしまったり。オフェンスのミスで点をとりきれなかったことで、ディフェンスにも悪い流れがいってしまった。これから夏に詰めていくべき課題が見つかったと思う。(夏の練習は)8月から暑い中でやっていって、1週間合宿もあるのでそこでもう一回チーム一丸となって強くなっていきたいと思う。(立大と3点差というのは)でも相手はメンバーを落としていたと思うので、そこの点差は関係無いと思っていてチームとしてやりきれたかっていうところに重点をおいていた。(秋に向けて)秋は絶対全勝して入れ替え戦にいって、入れ替え戦で勝って1部に昇格するので、2部で負けないチームづくりや1部にも対抗できるチームづくりをしていきたい。


・SF天野(ラ3=県立柏)

(今日の試合を振り返って)ディフェンスはゴール前とかの相手の攻撃もしのいでこれたが、最後の最後に1本とられて、逆転されたので、詰めの甘さが出た。(相手に関して)下級生メインの相手にまだ高校生なところもあると思うので、負けてはいけなかったと思う。(得られたこと)タックリングが自分の課題として見えた。秋ではガツガツいって、自分が全てのタックルをしてやるんだっていう気持ちでやっていきたい。(秋リーグに向けて)全勝して絶対1部に昇格したいので、その為にも夏に必死で練習したい。



TEXT=川口朋珠 PHOTO=川口朋珠、廣瀬璃子