2024年11月4日更新第99回関東大学リーグ 1部順位表

順位チーム
1日本体育大学193
2白鷗大学184
3東海大学175
4日本大学166
5大東文化大学106
6専修大学1210
7神奈川大学1111
8筑波大学715
9中央大学616
10明治大学616
11拓殖大学517
12山梨学院大学121
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サッカー

第34回関東大学女子サッカーリーグ戦1部第8節

10月30日(土) 東洋大学板倉キャンパスサッカーグラウンド 


東洋大1-0慶大


<得点者>

82分 藤生


<出場メンバー>

▽GK

今井佑香(食2=常盤木学園)


▽DF

常田菜那(食4=大商学園)

澁澤光(食3=常盤木学園)

藤生菜摘(食1=姫路女学院)


▽MF

久保真理子(食4=浦和LY)

林みのり(食3=大商学園)

常田麻友(食4=大商学園)→88分 高岸奈央(食3=ちふれユース)

塩谷瑠南(食3=前橋育英)→88分 中谷汐音(食2=飛鳥 )

北村美羽(食1=ジェフ千葉LU-18 )


▽FW

大内梨央(食4=常葉学園橘)

門脇真依(食1=JFAアカデミー福島)→63分 北川愛莉(食2=常盤木学園) 



藤生は決勝弾を決め勝利の立役者となった


復帰からわずかも、積極的な攻撃でチームに貢献した常田菜

(写真提供:東洋大学体育会サッカー部女子部)



 第34回関東大学女子サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)第8節の相手は慶大。開始から主導権を握り試合を進めると、藤生が勝利を呼ぶ劇的シュートを決め、勝ちが必要となる重要な一戦を制した。


 今節は言わばインカレ出場をかけた大一番となる試合。「今日勝ってインカレを決めようとピッチに送り出した」と話す石津監督に見送られ、選手たちは気合十分に試合開始を迎えた。


 31分、相手のCKによりゴールを狙われるも、守備陣の徹底したマークにより攻撃の隙を許さない。ゴール前は一時混戦となったものの、林のカットにより事なきを得る。前半終盤に入り徐々に攻勢に出る東洋大。前半終了間際の46分、47分と立て続けにチャンスが舞い込むも、相手の鉄壁の守備に阻まれ攻撃が立ち行かない。試合は両者無得点のままに折り返しを迎える。


 後半に入り、東洋大は徐々に攻撃のギアを上げていく。73分、相手の裏をついた常田菜が攻撃の起点となると、北川、大内へとつなぐ。そのままゴール前まで食い込むも、寸前で相手GKともつれ得点とはならない。いよいよ試合も終盤を迎え球際の競り合いが激しさを増す中、82分、ついに待望の瞬間が訪れる。まずはパス回しで攻撃のリズムをつくると、ゴールから離れた場所に位置していた藤生にボールが渡った。「シュートとクロスの選択肢がある中で、思い切って狙ってみよう」と寸分の思考の後、渾身のロングシュートが炸裂。見事ゴールネットを揺らし、これが決勝弾となった。1-0で勝利を収め、この試合で東洋大はインカレ行きの切符を手にした。


 次節でいよいよリーグ戦は最終節を迎える。選手たちも「最終節になるので、今までで一番いいゲームにしたい(常田菜)」と意気込みは十分。リーグ戦をいい形で終え、万全の体制でインカレを迎えたい。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。


■コメント

・石津監督

インカレに出場するためにはあと3ポイント必要だったので、今日勝ってインカレを決めようとピッチに送り出した。厳しい試合だったが、勝ちたいという意欲をプレーに乗せて、しっかり勝利をもぎ取ってくれたので、選手たちはよくやったと思う。(攻撃面、守備面について)攻撃面では前節よりボールの進め方は良かったと思う。ライン間も取れていたし、チェンジサイドもよくできていたと思う。ただボックス付近、ボックス内のプレー精度がまだまだ課題があるなと思った。この部分は今に始まったことではないので、引き続きトレーニングしたいと思う。守備については、準備していたものに関してはある程度できたが、試合中に相手の変化を読み取る力は今ひとつかなと思いました。また、ロングボール1本で背後を取られる場面が数回あったので、ここは無くしていきたいと思います。ただ最後の所で身体を張って、今日も0で抑えたことは良かったと思います。(最終節に向けて)大東文化さんにはここ最近勝てていないし、去年も順位で負けているので、しっかり叩いてインカレにつなげていきたいと思う。


・常田菜(食4=大商学園)

(復帰戦から3週間、今の調子は)けがをしていた足首の調子は良く、衰えていた筋力や体力はトレーニングを重ね、徐々に戻ってきた。プレー面に関しては、復帰直後は気持ちだけが先走ってしまっていたり空回りすることが多くあったが、練習の中で自分やチームの課題に冷静に向き合うことを意識していく中で感覚を取り戻し、今やるべきことに集中できている。(積極的に攻撃参加しているように見えたが)絶対に勝ち点が必要なゲームで、とにかく点を取らなければいけない中で自分の長所を最大限に出し、自分が点を取る、点につなげるんだと強く思ってゲームに入った。SBや、ボランチからのパスでフリーになれることが多く、周りとのコンビネーションでペナルティー付近で仕掛けられたのは良かったと思う。ただ、最後のクロスのタイミングや精度が低いのと、決定機で決め切れていないことは課題として残り、次節までに改善していきたい部分だと思う。また、得点につなげられてないので、次節はしっかり結果として残したい。(最終節へ向けて)次節はいよいよ最終節になるので、今までで一番いいゲームにしたいと思う。簡単に勝てる相手ではないので、隙のないように常に勝つことを考えて準備していきたい。インカレを見据え、チームとしてもっとレベルアップしていけるように普段の練習から質を上げていく。


・藤生(食1=姫路女学院)

今節の試合は勝ち点3をつかむためだけに練習に取り組んだ。チームとして前半も多くのチャンスがあり自分たちが狙っていた攻撃ができていたので、後半も続けていけば得点は取れると感じていた。その中で1点をとることができチームとして勝ち切れたことは良かったと思う。(得点シーンで狙っていたことは)SBとして、シュートとクロスの選択肢がある中で思い切って狙ってみようと思ってシュートを打った。練習で取り組んでいる、気持ちをフラットにしてシュートを打つということが実践できたので入ったゴールだったのかなと思う。(最終節へ向けて)最終節では、今節で出た攻撃や守備の面での課題を改善して東洋らしいサッカーで勝ちにこだわり戦いたいと思う。



[次節試合予定]  

第34回関東大学女子サッカーリーグ戦1部第9節

11月8日(日) vs大東大 会場未定 13:00キックオフ


TEXT=牧田のどか