2023年11月11日更新第99回関東大学リーグ 1部順位表

順位チーム
1白鷗大学154
2専修大学136
3日本大学136
4日本体育大学136
5東海大学127
6大東文化大学127
7筑波大学910
8中央大学118
9山梨学院大学811
10明治大学712
11神奈川大学712
12拓殖大学613
13早稲田大学514
14江戸川大学217
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ニュース

陸上競技

布勢スプリント2016

6月5日(日) コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場


男子100m 第1レース

1組

1着 桐生 10”21


男子100m 第2レース

2組

2着 桐生 10”09


第2レースではシーズンベストを出した桐生


 日本中の注目を集めた布勢スプリントに桐生(法3=洛南)が出場。第1レースでは1021だったが、第2レースでは1009の今季自己最高記録をマーク。しかし、第2レース同組の山縣(セイコー)に0.03秒差で敗北を喫し、悔しさを見せた。

 日本人初の9秒台へ、今大会は絶好の環境が用意されていた。使用されたコカコーラウエストスポーツパークは過去に多くの好記録が誕生しており、記録が出やすい競技場として有名だ。そのため、リオデジャネイロ(以下、リオ)五輪の標準記録突破を果たそうと日本トップレベルの選手が集結した。そんな中行われた男子100m第1レース、桐生はスタートからトップに立つとそのまま1着でゴール。しかし、タイムは1021にとどまった。続く第2レースでは、第1レースよりも鋭いスタートダッシュを成功させると再びトップに。このままフィニッシュかと思われたが中盤から加速した山縣(セイコー)にかわされ胸の差で2着となった。山縣とのレースは先月のゴールデングランプリと合わせて今季2敗目。「負けたことが悔しい。勝つことしか考えていなかったので」と話し、1009の今季自己最高記録よりも勝敗を気にした様子だった。

 期待された9秒台は出なかったが、10秒0台のハイレベルな争いで幕を閉じた今大会。桐生は課題であったスタートを今季はこれまで順調に成功させており、この日の第2レースは完璧に近かったはずだ。それでも「(仕上がりは)8070%くらい。」と振り返り、「日本選手権では僕が勝ちたい」と意気込んでいる。日頃から勝ちにこだわる彼の狙いは、日本一の称号を手にリオで勝負することだ。代表選考レースとなる日本選手権は今月24日から行われる。

 

■コメント

・桐生(法3=洛南)

負けたことが悔しい。勝つことしか考えていなかったので。日本選手権で勝つということに向けて改めて練習していきたい。スタートはもうハマってきたと思うので、次は中盤が新しい課題。あと2週間でそこをしっかりやりたい。例年だとシーズン前半にタイムを出して落ちていってしまうが、今は徐々に徐々に上がってきているから、やってることは間違っていない。この走りが僕の完璧ではない。(仕上がりは)8070%くらい。(スタート前は)いいメンバーがそろっていたので、楽しみだった。(記録と勝負では)1009というのはちっぽけな数字。それよりも負けているので。日本選手権では僕が勝ちたい。


TEXT/PHOTO=伊藤空夢